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勿来発電所では「石炭火力発電」と、地球温暖化防止に期待されている
「石炭ガス化複合発電(IGCC)」で発電を行っています。
ここでは、それぞれの発電の仕組みと、発電所の施設などを見ることができます。
勿来発電所では「石炭火力発電」と、地球温暖化防止に期待されている
「石炭ガス化複合発電(IGCC)」で発電を行っています。
ここでは、それぞれの発電の仕組みと、発電所の施設などを見ることができます。
IGCCとは、石炭をガスに利用した発電のしくみです。ガス化炉で石炭から発生させた石炭ガスでガスタービンを回し、さらにガスタービンから排出された高温のガスを排熱回収ボイラーに導き、発生させた蒸気で蒸気タービンを回します。
二つのタービンが発電機を回す効率的で画期的な発電のしくみです。> IGCCについてさらに詳しく
さらに、2020年を目指して新たなIGCC(勿来IGCCパワー合同会社、54万kW)を建設中です。
> 勿来IGCCウェブサイト
火力発電は、石炭などの燃料を燃やして発生させた蒸気でタービンを回し、それにつながっている発電機が回転して発電します。
鋼鉄製4脚型の構造です。
高さは200メートルで、東京都庁の展望室とほぼ同じ高さです。
ボイラーから出た燃焼ガス中の硫黄酸化物を、石灰石スラリーと反応させ、石こうとして回収します。
石こうは主に、建築材料の石こうボードなどに有効利用しています。
ボイラーから出た燃焼ガス中の灰を、静電気を利用して集める装置です。
集めた石炭灰をフライアッシュといい、セメントの混和材などに有効利用しています。
ボイラーから出た燃焼ガス中の窒素酸化物を、アンモニアと反応させ、無害な窒素と水に分解します。
石炭・重油を燃焼して、水を高温・高圧の蒸気にしています。
また,ボイラーから燃焼ガスが発生します。
ボイラーでつくられた高温・高圧の蒸気でタービンを毎分3000回転させ、それにつながっている発電機が回転し、電気ができます。
タービン・発電機でつくられた電気の出口です。ここから送電線で送られ、電力会社の変電所で電気の強さ(電圧)を変えたあと、家庭に送られます。
勿来発電所から約10km離れたところに位置しており、船で輸送された燃料を受入れするところです。
重油はパイプラインで、石炭はトラックで小名浜港より発電所まで輸送します。
貯油量により屋根が上下する、フローティングルーフタンクになっています。
(20,000キロリットル→3基、15,000キロリットル→1基)
地域の環境を考慮した、屋内式の貯炭場です。
総貯炭量は21万トンで、発電所で使用する石炭の約20日分が貯炭できます。
タービンで使用した蒸気を海水で間接的に冷却し、水に戻すところです。