石炭は何に使うの?蒸気はどうやって作るの?ここでは石炭の利用方法と蒸気の作り方を見てみましょう。
発電に必要な蒸気を作るには3つの工程が必要になります。
石炭は屋内貯炭場からベルトコンベアでボイラーまで運びます。ベルトコンベアは時速9kmのスピードで動き、1時間に約600tの石炭を運ぶことができます。
石炭は微粉炭機(ミル)と呼ばれる装置で細かく砕かれます。細かく砕かれた石炭はちょうど小麦粉くらいのパウダー状になり、効率よく燃やすことができます。
微粉炭機でパウダー状に砕かれた石炭をボイラー内で燃焼させます。この時のボイラー内のガス温度は1,400度~1,600度ほどにもなり、高温で高圧の蒸気を作ることができます。ボイラーの大きさは、8号機では高さ約70m×横幅約18mです。
次のページでは、蒸気でタービンをまわし電気を作ります。