こうした中、発電コストに優位性のある石炭(海外炭)の消費拡大を図るため、石炭燃焼設備の改良や増設を行いました。これにより8号機は、石炭専焼となりました。
当社は、こうした石炭利用技術を伝承しながら、設備の効率向上を図るとともに、安全運転の確保と安定した電力の供給につとめています。
二酸化炭素の排出量を少しでも減らす取り組みとして、2004(平成16)年から実施されている石炭ガス化複合発電の実証研究に全面的に協力しています。
石炭船(小名浜港)
2002(平成14)年 | 日韓共催サッカーワールドカップ開催 |
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2004(平成16)年 | スマトラ沖大地震およびインド洋津波被害 |
地域の皆さまに支えられ、2005(平成17)年12月23日に、当社は創立50周年を迎え、記念事業の一環として50本の河津桜を植樹しました。
2007(平成19)年に運炭払出コンベアを一条増設、2008(平成20)年には7号機を石炭専焼とするなど、石炭消費量の増加によるコストダウンと電力の安定供給につとめています。また、地球温暖化対策である低炭素社会の実現に向けて、汚泥から製造した炭化燃料を導入しました。2009(平成21)年には、発電所ササービスビルに太陽光発電設備を設置し、運用しています。
炭化燃料貯蔵設備 サービスビルに設置された太陽光発電設備
2006(平成18)年 | 第1回ワールド・ベースボール・クラシックで日本が優勝 |
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〃 | 映画「フラガール」公開 |
2007(平成19)年 | 新潟県中越沖地震 |
2011(平成23)年より木質バイオマス燃料(木質ペレット)を導入し、さらに二酸化炭素排出量削減に取り組んでおります。
3月11日午後2時46分、東北地方太平洋沖を震源とするマグニチュード9.0の巨大地震が発生しました。地震による大きな揺れと大津波により、当社の発電設備が運転停止の状態となりましたが、延べ人数約8万名の協力会社の皆さまと全従業員が一丸となって復旧作業に取り組み、震災発生から3カ月半あまりで8・9号機の再稼働ができました。
2013(平成25)年には,(株)クリーンコールパワー研究所を吸収合併し,石炭ガス化複合発電実証機を10号機として商用運転することとなりました。
木質バイオマス燃料貯蔵設備 震災後の9号機運転再開(定格出力到達時)
10号機全景
2010(平成22)年 | 観測史上最高の猛暑 |
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2011(平成23)年 | 東日本大震災 |
〃 | FIFA女子ワールドカップなでしこJAPAN優勝 |
2012(平成24)年 | 東京スカイツリー開業 |
2014(平成26)年 | 消費税8%に引き上げ |
2015(平成27)年12月23日に,当社は創立60周年を迎え,「新たなチャレンジ 地域とともに」をキャッチフレーズに,これからも石炭火力のトップランナーを目指してチャレンジを続けてまいります。
60周年のキャッチフレーズを掲げて参加した,
2015(平成27)年のいわきおどり
2015(平成27)年 | 北陸新幹線長野~金沢間開業 |
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2016(平成28)年 | 電力小売全面自由化 |